
洗濯物。
人それぞれで置かれた状況があり、洗濯物の量、干す場所なども様々だ。
しかも、干すだけでなく、たたまなくてはならない。
毎日洗濯する人もいれば、1日置き、1週間に1回など頻度は異なるであろうが誰かがこの面倒くさい洗濯作業をやらねばならない。
洗濯自体はいい。洗濯物を洗濯機へぶち込んで洗剤、柔軟剤入れてボタン1つで完了する。
その後の話である。
どうしても人の手がかかる。
洗い終えた洗濯物をカゴにぶち込み、干し場まで持っていき、シャツはここ、靴下はこっち、タオルはあそこと右往左往して干す。私は思った。
スゲェ無駄な動きしてる気がする!
そこでもっと楽にできないものかと考えた末、自分なりにたどり着いた方法を紹介しよう。
◾️床へぶちまけろ!
そうです。まずは洗い終わってカゴにぶち込んだ洗濯物を床へぶちまけるのです。
大胆に!
もちろん汚い床は論外よ。
そして二本の腕を阿修羅の如く動かして種類ごとに分けるのです。
ハイこれシャツ系、ハイこれズボン系、ハイこれタオル系、ハイこれ小物系と分けていく。
普段、洗濯物を干している人ならば、その干し場環境により大体の類別タイプは把握しているだろう。
手すりがある家はそれを利用し、ない家はハンガーを工夫して使っているかもしれない。
なので各家ごとにその類別方法も違って当然。あるものは使い、ないものは工夫で対処。
とにかくこの項目での要点は
床にぶちまけ種類ごとに分けること
◾️干し作業
類別した洗濯物を、干す順番から逆算してカゴに戻す。
こうすることによって右往左往することなしにサクサクと干し作業をすることができる。
移動しながら、ハイ、ハイ、ハイ、という感じで淡々と干していく。
干す順序がすでに決まっていることにより、あれはここ、これはあっちなどと頭で考える必要がなくなることにより無駄な動きを排除できる。
※この逆算順序を間違えてカゴにぶち込むことは初心者にはよくあることだ。
干す時に「あ、順序間違えた!」と悔やむこともよくある。その悔しさは次回に活かせ!
◾️たたみ作業
たたみ作業も、干し作業と同様に、まず
床にぶちまけ種類ごとに分けること
乾いた洗濯物をカゴに入れてまずは床へぶちまける。それから、ハイこれ俺の、ハイこれ嫁の、ハイこれ息子の、ハイこれ娘の、ハイこれじいさんの、ハイこればあさんの、ハイこれ犬のジョンの、ハイこれ猫のチロの、ハイこれネズミのカズアキの…(途中から絵本「おおきなかぶ」参照)と類別していく。
そして類別されたものを淡々とたたんでいく。これまた考える必要なくサクサクと進んでいく。
不思議だね類別の魔法。
◾️種類ごとに分け、違いを明確にすること
以前書いた「面倒くさい洗い物は整頓で楽になる」という記事で、皿を洗う前にまずシンク内を整理整頓しようというものがあり、今回の類別するという内容と同じsmell(匂いの意)がすることに気がついた。
どちらも共通するのが、種類ごとに分け違いを明確にするというところ。
それにより、その一つ一つを各個撃破することにより、小さな達成感を連続して味わうことができ、結果それが人間にとって楽に感じれるというものだ。
◾️干すなら干す、たたむならたたむで別に種類ごとに分けなくても同じじゃないの?
そんな疑問もあるだろう。しかし、答えは否である。
類別は脳内のエコになる。その瞬間瞬間に考えることを極力減らすのである。
たまたま干す時に手に取ったものがちょっと遠くに干さなければならないものだったとしよう。
あなたはこう考える。あっちまで行って干しに行こうか、それとも取ってなかったことにしてカゴに戻して他を探るか。
そんな無駄なことを考える時間を類別することによって排除するのである。
しかも、洗い終えた洗濯物はぐちゃぐちゃで絡まりまくりである。
目標物を取ろうと思っても、色々他のものが付随してきて落下するのは目に見えている。
類別したことにより「絡み」という障壁もすでに脱し「no無駄思考、no無駄動作」となり効率のいい作業ができるのである。
また、たたむ時はランダムにたたんでいると、誰のものをどこに置いたか忘れてしまい、「見回す」という無駄な動きが出てくる。
さらには入れ違いになってしまうこともよくあること。
そんな無駄な動き、入れ違いを類別することによって排除するのだ。
面倒くさがりは無駄を嫌う。そういう意味では効率を求めているのだ。効率よく作業できることにより気分も良くなる。
よって、類別することは洗濯を効率的に進めることのみならず、人の気分にまで影響を与えるということである。
無駄な考え、無駄な動きを排除し、入れ違い防止にも役立ち、さらに気分良く作業できるという良いことづくしなのである。
◾️まとめ
①洗い終えた洗濯物をカゴから床にぶちまける
②種類ごとに分ける(干す分類ごと)
③干す順序をが逆算してカゴにぶち込む
④順序通りに干す
⑤乾いた洗濯物をカゴに取り入れ床にぶちまける
⑥種類ごとに分ける(人、分類ごと)
⑦たたむ
さて、ざっと面倒くさい洗濯をいかに楽にするかを述べてきた。
人間、楽がしたいのである。いや、楽がしたいのではなく、無駄なことはしたくないと言った方が正しいかもしれない。
作業を効率化するには、まず不平、不満が鍵となる。
これをなくすためにどうするべきかを考え、実験、検証を重ね、できあがったものはもはや無形文化財と言っていいのではないだろうか。
皆さんも、不平、不満を抱える日常の中から、このように素晴らしい
自分だけの無形文化財を作っていくことをお勧めする。
そして、それをシェアできたらとても素敵なことではないだろうか。